野良牛について

 路上に寝そべっていたり、ゆっくりのっそり歩いている、ほとんど黒い牛でどの牛もおっとりしていて人間に危害を加えるようなことはないようだった。

 ヒンズー教では雌牛(ガイ)は神聖な動物で,交通事故などで牛を殺しても刑務所行きだとのことで,牛は威張っている。ティハールの3日目はガイティハールで,雌牛の額にも赤い色のティカをつけ首には花輪をつけてプジャーをする。ガイの尿は聖なる水とみなされていてプジャーの時に飲むこともあるというのは驚きだ。また、牛の糞と赤土を混ぜて家の壁を塗っている地方も多いのは宗教的な意味もあるのかもしれない。

 ポカラなどでは牛に混ざってかなり多くの水牛もいる。道端のどぶのような水に入っていたり、雨の後に出来る浅い水溜りに体を擦り付けたりしている。

 牛肉は食べる訳には行かないが、水牛の肉はバフ(Buff)と言って食用にされる。牛と比べて水牛は可哀想だ。一度だけカトマンズ郊外のかなり繁華な路上に死んでいる大型の牛を見た。死んで数日が経過したらしい死体で,目の色が無気味で腹は大きく膨らんでいた。早く誰かが片づけなければと気になったが,市役所などはそのようなことにまで手が回らないのだろうか。

 この牛は雄牛だったのかもしれない,雄牛は神様ではないらしく?農耕や荷車引きなどの労働に使われる。や−すごい性差別だ!!