ネパールの最近のブログ記事

DSCN0908_1.JPG  バンダ(その2)
 バンダは政府の政策だとか裁判の判決などに不満な団体などの、それに対する反対の意思表示の方法です。デモと似た意味でもあります。バンダの規模は主催団体の大きさと目的で決まります。
例えば消費税増税反対を叫ぶ団体がバンダを呼びかけると同調者が集まって首都全体を封鎖します。市民も不便を忍んでそれに同調するわけです。もちろん政府の決定に反対の野党の政治家もそれを焚きつけます。警察もそれを止める力はありません。
 カトマンズのバンダといえばネパール首都カトマンズの交通も商業もすべてが停止します。役所や学校も休みです。東京都のバンダなど想像できますか?ポカラのバンダといえば日本では大阪市全体の機能が止まることです。全国一斉のバンダなどもあります。日本では政治的不満を理由にバンダを宣言して道路を封鎖し、交通を遮断するような迷惑行為など認められる筈はありません。ですからネパール語の「バンダ」は日本語に訳せません。
 私は過去4回バンダに遭遇したことがあります。バンダの日には道路の真ん中で古タイヤを燃やしたり、材木や車で主要道路を封鎖し沢山の人が出てバンダ破りの警戒をします。もし自家用車やタクシーなどが通り抜けようとすれば石の雨が降ってきたり止まった車がひっくり返されたり棒で叩かれたり、運転者が殺されたこともありました。警察官なども立って見ていますがバンダを止めることはしません。バンダの日に営業しようとした商店が投石にあってショウウインドウなどメチャメチャに壊されたり放火されたこともありますからシャッターを文字通りバンダするのです。
(写真はカトマンズからポカラに向かうハイウエーの途中の街ムグリン)

tree.jpg  チョータラ
 昨日は「バンダ」の意味を書きました。今日の「チョータラ」はいいものですよ。ネパールでは荷物を運ぶには人が額に帯をかけた大きなカゴなどで運んでいます。15年前にジョティー幼児園を開設するとき電器店で大きな冷蔵庫を買いました。ところが何と一人の男が背中に冷蔵庫を背負って手には扇風機を持って配達に来たのです。
 今ではトラックなどが荷物を運ぶでしょうか?
 村から町へ野菜など売りに出る人や街からの買い物など重い荷物を背負って長距離を歩く人が荷物を置いて一休みするための場所が道路のそばにつくってあります。これをチョータラというのです。
 荷物を置く場所と腰掛ける場所が石垣で作られ涼しい木陰で一休みできるよう菩提樹やガジュマルの樹が植えられています。車が増えた現在都市部にはありませんが、今でもポカラなどあちこちの道路脇に見られます。涼しい木陰で暇なマダムのおしゃべりの場になったり、仕事のない若者やおじさんがゲームなどして遊んでいたり、果物など並べて商売する人もあります。チョウタラは「道路脇の休息所」という意味でしょうか。
 写真はラリグランス・クラブの五十嵐園子さんからお借りしました。

DSCN0972_4.JPG 私たち観光客が一番心配なことはバンダです。 「バンダ」というのは「閉じる」という意味で、ゼネストのようなものとも訳されますが全く違います。カトマンズがバンダだといえばカトマンズ中の商店などがすべて閉まるだけではなく交通機関が一切動かないのです。
 バス・タクシー・トラック・自家用車・オートバイなど乗り物はすべて動きません。だいたい1日か2日で終わるようですが、もっと長引くこともあります。こんなこと日本では考えられませんからバンダの日本語訳はありません。カトマンズの空港に降り立って今日はバンダです。と言われたら重い荷物を持ってホテルまで歩く以外に方法がないのです。
 次は今日入手したカトマンズに住む知人からの情報です。
《1週間前から毎日バンダがおこり、不便な生活を強いられています。昨日もカトマンズ・バンダで、道路には自転車さえも走っていない状態です。
 13の学生の団体と8つの青年政治グループの値上げ反対バンダです。
 去年1リッター87ルピー(約90円)だったガソリンの値段が今は1リッター115ルピー(約120円)になりました。若者達が値上げ反対を毎日叫んでいます。》
写真は文章と関係ありませんが、私がポからの田舎で見た子どもです。

DSCN4493.jpg昔はアジアの最貧国で物価が驚くほど安いのがネパール旅行の大きな魅力でした。ポカラのビジネスホテルは一泊200ルピーで泊まれました。土産物に買った孔雀の扇は20本1000円でした。しかし、数年前から古い家がドンドンと瀟洒な住宅に変わり、綺麗なデパートやすショッピングモールもでき、エレベーターつきのマンションも建ちならび道路は新車の波です。街の表通りを走れば豊かになったことを実感します。ところがこれは見かけだけで、貧富の差が驚くほど拡大しました。大多数の貧しい階層の人々は生活物資の急騰にあえいでいます。この貧富の格差、この物価上昇はもう革命が起こらないのが不思議なほどだ!しかし、政府の役人などは、どんどんと高級車を買っている。と誰かが書いていましたが。革命を起した側の人々が政府を作っているのです!どうも共産主義国こそ貧富の差が拡大するという矛盾です。中国しかり北朝鮮然りです。
 (写真は山から薪や山羊の餌を運ぶ女性たち。クリックで拡大)

 昨日シスター川岡からのメールに「今14時間の計画停電ですが、まもなく18時間になるらしい」とありました。乾季に電力が足りなくて計画停電は毎年のことですが、次の情報で理由がわかりました。砂が溜まった水力発電用のダムの底ざらえらしい。毎年雨季にはヒマラヤからの水が大量に流れ土砂崩れや洪水が起こります。夏休みにはカトマンズ〜ポカラ間のハイウエーが路肩崩落で不通になることも何度か経験しました。
 長時間の停電でも電化製品を持っていない庶民は停電に慣れていてあまり驚きません。ローソクかランプで解決です。ネパール旅行には懐中電灯が必要です。停電の原因は続きを見てください。
 

DSCN0971.jpg ネパールの貧しい人々は急激なインフレに苦しんでいます。
 外国人観光客にとって物価が安いというのはネパール旅行の魅力の一つでしたが、インフレの進行でその魅力が減少しつつあります。しかし円高で現在100円が100Rs(ルピー)です。

 昨日のコメント欄にネパールの教育に関する質問がありました。詳しいことは本人にメールしましたが、一般的なネパールの教育の現状を書いて見ます。ネパールでは日本同様6歳から義務教育の小学校に入ります。
 最近は入学率が高くなったようですが、都市と田舎の格差は大きいようです。田舎では入学しても農繁期には学校を休んだり、10歳くらいになると一人前の労働力として貴重ですから学校をやめてしまう子どももあります。未だに、女の子には勉強は必要ないと学校に行かせない親もいるようです。小学校でも各学年末に進級試験があり、それに合格しないと進級できず留年です。1年生も2年生になれません。義務教育は無償ですが、その進級試験の授業料を取られるとか制服が買えないので学校に行けないとかの話も聞きます。最大の問題点は10年生の後に受けるSLCと呼ぶ国家試験です。日本のセンター試験のように全国一斉の高校卒業資格認定試験のようなものです。このSLCの成績で人生のコースが決まります。SLC何点以上でなければ大学の〇〇学部に受験できないとか、この銀行はSLC何点以下は採用しないとか、一生涯この点数がついてまわるのです。一般に公立学校はSLCの成績が低く、お金のある家庭は授業料が高くても子供をSLCの成績の良い学校に行かせようとします。SLCの成績の良い私立学校は授業料を高くしても生徒が来ますから儲けのために学校を作る人がいます。外国の大学に行くには普通12年の学校教育を終了しなければなりませんからSLC後さらに2年間のクラスもあるようです。

 私はこのような音楽には余り関心がないのですが、音楽の好きな方にはいかがでしょう。http://natalie.mu/music/news/60627← を開けば少しですがネパールの街の様子も映像でご覧になれます。
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三宅洋平とパーカッショニストのPeace-Kによるライブアルバム「Music journey ep-2 NEPAL〜NEW MOON BLACK OUT KATHMANDU〜」が12月7日に発売される。
この作品はネパールのカトマンズで行われたライブの模様を収録したもの。 会場の歓声を含むライブの音をCDに、ドキュメンタリー映像をDVDに、そして同行したフォトグラファー愛輔が撮影した写真をブックレットにそれぞれパッケージし、現地の空気が存分に込められた内容になっている。

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  カトマンズの日本大使館より連絡、22日午後2時40分ごろカトマンズ市内のUnited Mission of Nepal(キリスト教系のNGO団体)の事務所前で爆弾が爆発するという 事件が発生しました。
現在,警察が捜査中ではありますが、現場付近に残されたリーフレット等からNepal Defence Armyの犯行の可能性が高いとされています。
 
当該団体は、ヒンズー教過激派でありキリスト教やイスラム教を敵視しております。未だ犯人が逮捕されていないことから、今後も同様の事件が発生するおそれがありますので、できるだけ教会やモスク,キリスト教系団体事務所へ近づかないようお願いします。

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best-nature-pictures-2011-kids-garbage_42580_big.jpg カトマンズのス廃棄物置き場で互いを慰めあう子どもたち。
   2011年に香港の写真家チャン・クォック・ホン(Chan Kwok Hung)氏が撮影したこの写真は、先ごろ受賞者が発表された2011年度「エンバイロンメンタル・フォトグラファー・オブ・ザ・イヤー・コンテスト」のクオリティ・オブ・ライフ部門にエントリーしたもので、今年度の総合最優秀賞を獲得した。
 ホン氏によると、子どもたちは祖母と暮らしており、スクラップ置き場で売れそうなものを見つけては、そのお金で食べ物を買っているという。「このときは数日間、何も見つかっていなかった」とホン氏は声明の中で述べている。 ユニセフ(UNICEF:国際連合児童基金)の2010年の報告によると、ネパールの子ども1260万人のうち、3分の1以上が貧困線を下回る暮らしをしている。栄養不良や教育を受けられない状態にある子どもの数はそれ以上だ。

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