セロフィナさんは昨日現地時間の5:30にご主人やお子様に見守られ、意識の回復しないままお亡くなりになりました。
ネパールではお通夜の習慣はないようで、その日の朝10:00には近くの川原で荼毘に付され遺灰は川(セティコーラ)に流されました。
ヒンズー教では墓を作る習慣はありません。セティコーラというのはジョティー幼児園の保護者などが砂運びで働く川です。
ジョティケンドラの最近のブログ記事
たまたまポカラで現場を目撃されて現在、帰国中の安達さんからコメントに入ってきました。コメント欄からこちらにUPさせていただきます。
その時、安達さんとラムナラヤンさんが現場に居られなかったとすれば!考えればゾーッとします。安達さんが現地で素早く最も適切な対応をしてくださったことに心から感謝しています。 倉光
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今、バンコクまで戻ったスッカです。
セロフィナさんが倒れたのは
23日の午前11時前ころでした。
日本から来たあるグループをスッカがホテルまで
迎えに行き、ジョティにご案内して
セロフィナさんからジョティの成り立ちや
現状についての説明をしてもらっていました。
通訳はセワケンドラのラムナラヤンさん。
その説明が終わった後、ゲストたちは
ヤムナさんのクラスの実践の模様を見学して一緒に
そこですごしていました。
私はセロフィナさんに御用があったので
「セロフィナさんはどこ?」とスタッフにきくと
「さっきトイレにいった」とのこと。
スタッフのチトラさんと待っていたのですが
なかなか戻ってこない。
いくらなんでも遅いと思って
スタッフに様子を見てもらうよう頼んだ。
トントンとドアをノックしても返事がない!!
さぁ、スタッフたちは大騒ぎになった。
ドアをこじ開け壊したらセロフィナさんが倒れていた。
意識はない。 呼吸はしてる。
ラムナラヤンさんも協力して
車庫まで運び、日本人グループが乗ってきた
チャーターバスを借りて病院に運ぶ。
ラムナラヤンさんと3人のスタッフが同行。
一番近くにある大きい病院に運んでもらった。
ICUに入りベンチレーターを付ける。
このベンチレーターだけでも一日に5000ルピーだという。
とりあえずのお金は、ラムナラヤンさんの知らせで
来てくれたシっダルタクラブのバタジュさんが
立て替えてくれた。
その後も、シリアスな状態が続いている。
治療費は一日に15000ルピーかかる。
セワケンドラからも用立てている。
数日後にCTを撮ったが、やはり脳の血管が切れていたとの
こと。 あぁ....
ジョティのこれからの体制を話し合い、
お金の問題も何とかした。
(給料についてはSr.川岡のサインをした小切手が
ありましたので大丈夫です)
なにか不足の時は、ラムナラヤンさんを通して
セワケンドラからお貸しするよう言っておく。
今朝(28日)の段階でも五分五分。
後遺症も免れないようだ...
さっきまで、一緒に談笑していた
彼女が数分後にこのようになって
スッカも大ショック!!
スタッフたちは
「ちょうどスッカさんもラムナラヤンさんも
ジョティにいるときでよかった。
私たちだけならどうしてよいかわからなかった」と。
確かに、彼女たちの
あの狼狽ぶりをみるとパニックだったかも。
今、ジョティの仕事はつつがなく進められている。
緊急だったので、
「すみません、スッカが仕切らせてもらいます」と
Sr.川岡の指示を仰ぎながら
スタッフを引っ張った。
彼女たちだけの自主的な話し合いだと結論がでないから。
セロフィナさん、
ティージ(女性の祭り)用の新しいチュラ(腕輪)を
うれしそうにスッカに見せてくれていたセロフィナさん、
どうか助かってください!!
帰国し広島に居られるシスター川岡からショッキングなFAXが来ました。
《ポカラ訪問中の安達さんから緊急連絡がありました。今日現地時間の午後3時ごろジョティー幼児園の主任セロフィナさんが幼児園で倒れ病院に担ぎ込まれた。意識不明の重体、現在ICUに家族と職員が付き添っているが医師の話では回復は困難かもしれない。
特別の治療費1日に5,000ルピーをどこから出すか?とのダミアンさんからの問い合わせ、シスター川岡が帰国前に半年分の給料支払などのため小切手を渡してきたが、その名義が何と倒れたセロフィナでサインが出来ない。その他の銀行預金はシスターでなければ出せない。それでお願いです。
今月の31日関空発でポカラに行かれる岡さん(13日のブログ参照)に多目の1ラック(20万円)ほど、現金を運んでもらって頂けませんか?》というのです。私の想像ではセロフィナさんの体格などから「くも膜下出血」ではなかろうか?と思っています。
治療費だけではなく、セロフィーナさんの意識が回復しなければ、小切手のサインが出来なければ、来月からの園の運営費(スタッフの給料など)にも困るはずなので、私は取り敢えず50万円を岡さんに届けました。
主任のセロフィナさんはインドの大学を出た定年の近い大柄の女性です。ジョティーのスタッフ中、学歴も年齢も飛び抜けて高く、シスターの留守中は園長代理の頼もしい人でした。健康の回復を祈るだけです。
岡さんのネパール行きの必要性がまた増えました。岡さんどうぞ宜しくお願いします。有難うございます。
シスター川岡がビザの関係で来年になるまでネパールに入国できない事情は先日書きました。ネパール政府がビザをくれないのは本当に困ったことです。
5ヶ月間もジョティー幼児園の園長が留守するのは心配です。モンテッソーリ教育の研修を受けた立派な先生達は園長がいなくてもしっかり教育するでしょう。
? しかし毎月銀行からお金を出して職員に給料を渡すなど、経営に関わる問題などには心配もあります。?ところが、シスター川岡の留守中ポカラに行って今年一杯ジョティーで世話をしてくださるという、願ってもない適任者が現れました。岡さんというこの方はJICAでネパールに赴任されていてシスター川岡を色々と支えてくださいました。
ジョティー幼児園のスタッフとも顔なじみの方です。この方に留守番がお願いできてシスター川岡もひと安心です。ご家庭の事情なども色々とおありのことでしょうに、長期間ポカラに行ってくださる岡さん。本当に有難うございます。?
(写真はポカラ繁華街の路上に延々と連なる露天商の店です)
ネパールでもカトマンズやポカラなど大都市には裕福な家庭が増え、教育熱が高まっています。ネパールではSLCの成績で学校が評価されるため、どんなに月謝の高く、お金がかかってもSLCの成績のよい私立学校には生徒が集まるのです。公立学校は一般に教育が貧弱でSLCの合格率も悪いので、私立学校に行かれない人のための学校ということになります。そこで私立学校は乱立し競争が激しく小学校に入る前から生徒を集めるため幼稚園を併設し始めました。そのような有名私立学校の付属幼稚園の教育は小学校に入るまでにどれくらい英語ができるかなどを競う知育偏重に陥っています。このような幼稚園の乱立する中にあってモンテッソーリ教育を行うジョティー幼児園は全く性格の違う特異な存在です。
(アーカイブの「ジョティー幼児園の教育」をご参照下さい。)
モンテッソーリ教育など何も知らない町の人々にも「ポカラで最も子ども達が愛されている施設だ」というのが定評だそうです。園としては何も宣伝などしないのに沢山の入園希望者を断るのが大変です。
私たち「新ポカラの会」が支援しているネパールの幼児園「ジョティーケンドラ」の園長シスター川岡は新しい就業ビザ取得手続きが非常に面倒で手間取っている間に残念ながら滞在ビザの期限が切れてしまい帰国せざるを得なくなりました。ネパールの国は就業ビザを仲々くれないのです。
「日本国もネパール人の日本での就業ビザの発給に難しい条件を付けている、お互い様だ」というのです。でも、シスターの就労はネパール人の仕事を奪いネパールで利益を得る仕事ではない。逆に現地の人20人に職を与え75人の子ども達の家族の自立を助けてネパールの為に働いているのです。ネパール人が日本に来て働くのとは全く意味がちがいます。
ODAやJICAで国際支援をしている日本国の外務省はこのようなことに力を貸してくれないのでしょうか?シスター川岡は今年一杯入国できません。幸いに日本からシスターの留守の間ポカラに行ってくださる方が見つかりました。かつてJICAでネパールに行って居られ、シスター川岡もずいぶん助けて頂いたこともありジョティーのスタッフも皆よく知っている方です。
シスター川岡は来年1月まで広島の「福音の光修道院」です。
シスター川岡より来年度(4月14日がネパールの元日です)の予算書が
届きました。今月中に送金予定です。
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ネパール暦2067年度(2010年4月14日より) ジョティ・ケンドラ予算概算
事 務 費 (Rs=ネパールルピー)
職員21名分給与 1,244,448
退職引当金 262,800
主任手当 27,600
家族手当(母子家庭) 10,800
住居・交通費手当 22,800
ダサイン手当(1ヶ月基本給) 115,704
年度末手当 49,000
創立記念日手当(1人当たりRS1000) 21,000
パート職員給与(居残り幼児の世話) 108,000
計 Rs 1,862,152
事 業 費 (給食費及び園児に関するすべての経費)
計 Rs 480,000
総 合 計 (事務費及び事業費) Rs 2,342,152
約 ¥ 2,927,690
私たち「新ポカラの会」が運営資金を出しているジョティ−・ケンドラは「福音の光修道会」(本部は広島)のシスターが経営に当っています。
子どもを預けて母親が働かなければ夕食の米が買えないほど貧しい家庭の自立を助けるという目的では託児所(保育園)です。しかし、そこで預かる子ども達はネパールでは見られないモンテッソーリ教育の成果で素晴らしい子ども達に育って行きます。その点では保育園ではなく立派な幼稚園です。日本では保育園は厚労省、幼稚園は文科省の管轄で幼保一元化はなかなか進みません。そこで私はこの施設を「幼児園」と名付けています。この幼児園にはもう一つ大切は役目があります。
それは写真のような子守りのために学校に行けない子ども達に就学の機会を与える事です。
しかし乳幼児を預かってあげても、この子は学校の制服や学用品が買ってもらえるでしょうか?
貧しいネパールの公立学校が制服などを指定しなければ良いのに!
停電は1日16時間から11時間に短縮されました。ずいぶん楽になりました。特に夕食時は停電だったので昨夜明るい灯の下での食事は天国の会食の前触れのような嬉しい気分になったほどです。
これは今朝ポカラのシスター川岡から届いたメールの一部です。エネルギーをふんだんに使う私たちの日常と比べて一瞬胸を痛めるのですが、ほんの一瞬に過ぎません。
不便な異郷の地で頑張っておられるシスター川岡とシスター藪本の上に神の恵みを祈るのみです。しかし天国に入るために祈ってもらう必要のあるのは私の方でしょう。
(写真は記事とは関係ありません)
カトマンズからポカラに行く途中に見た通学風景です。山の上に学校があります。貧しいネパールなのに学校に行くには制服が必要なようです。
制服が買えなくて学校に行けない子も多いでしょうに!
ジョティ−幼児園ではモンテッソーリの幼児教育が行なわれています。そのため毎年一回日本から専門の先生を招いて、非常に厳しい徹底的な学習会が開かれています。
モンテッソーリ教育で育った子どもは「指示待ち人間」ではなく、自分から進んで自分のすべき仕事を見つけて行ないます。自分の事が終ると他人の手伝いをします。
小学校1年生でこのような自立した素晴らしい子どもの行動に目を留めた学校の先生は感心して、どんな家庭で育てられた子どもだろうと家庭訪問したらスックンバシ(スラム)の子どもだった。この子はジョティーの教育で育ったと知り、見学に来て初めて見るモンテッソーリ教育の素晴らしさに驚き、自分の子どものジョティ−幼児園に入れて下さいと頼みに来た。こともあるそうです。
写真は今年の11月私が行った時、給食の配膳当番の子どもが皆の食事を机に並べているところでした。一言もおしゃべりしないで、黙々と働いてる姿に私は感動してカメラを向けました。



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