昨日のコメント欄にネパールの教育に関する質問がありました。詳しいことは本人にメールしましたが、一般的なネパールの教育の現状を書いて見ます。ネパールでは日本同様6歳から義務教育の小学校に入ります。
最近は入学率が高くなったようですが、都市と田舎の格差は大きいようです。田舎では入学しても農繁期には学校を休んだり、10歳くらいになると一人前の労働力として貴重ですから学校をやめてしまう子どももあります。未だに、女の子には勉強は必要ないと学校に行かせない親もいるようです。小学校でも各学年末に進級試験があり、それに合格しないと進級できず留年です。1年生も2年生になれません。義務教育は無償ですが、その進級試験の授業料を取られるとか制服が買えないので学校に行けないとかの話も聞きます。最大の問題点は10年生の後に受けるSLCと呼ぶ国家試験です。日本のセンター試験のように全国一斉の高校卒業資格認定試験のようなものです。このSLCの成績で人生のコースが決まります。SLC何点以上でなければ大学の〇〇学部に受験できないとか、この銀行はSLC何点以下は採用しないとか、一生涯この点数がついてまわるのです。一般に公立学校はSLCの成績が低く、お金のある家庭は授業料が高くても子供をSLCの成績の良い学校に行かせようとします。SLCの成績の良い私立学校は授業料を高くしても生徒が来ますから儲けのために学校を作る人がいます。外国の大学に行くには普通12年の学校教育を終了しなければなりませんからSLC後さらに2年間のクラスもあるようです。
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