紋別から旭川に向う深い森の中を走りながら運転している瀬川さんは先生に会わせたい人が居ると言って横道に逸れた。紋別から何10km山奥に入っただろうか背丈をはるかに越える雪に埋もれた一軒の山小屋に着いた。そこに住む老夫妻の暖かい笑顔に迎えられた。
これが徳村彰(82)・杜紀子(76)ご夫妻で「おじじ・おばば」と呼ばれている人である。横浜からこの紋別郡滝上町滝西の人里離れた山中に住み始めて27年になる。この人の森での長い生活で得たユニークな世界観を簡単に述べる事は難しいが「森はマンダラ」という思想に到達した。
彼は自然を破壊した現代文明を鋭く批判して語る。ブナの森の中に居ると自然の生命の愛に満たされ心も体も癒され至福を感じると。
この愛(至福)は人間中心主義の都市の生活で絶対に得られなない。この愛の無い乾き切った物質文明は滅びの道を突き進んでいて、やがて森羅万象すべての命が愛にみたされた新しいモリの時代が来るという。
私は最初ヒンズーの「林住期」?日本的なアニミズム的精神?天台密教の「草木国土悉皆成仏」の思想?汎神論?などに彼の生き方や思想を当てはめようとしたが、そのどれにも当らない。彼の「森の命から受ける愛と生の喜びの本質」を理解しようとしながらこの思索が、私の信仰を見直して私も益々大きな神の愛を知る至福にと導かれそうな予感がし始めている。これについて書けば長くなるので今回はこの辺でひとまず終るが私はこの人に会えた事がとても嬉しい。今回の北海道旅行の意義が倍増した。この機会を作って下さった瀬川さんのご好意に心から感謝している!この仙人は「森」という文字を木と水と土で現します。彼の著書(写真)でその文字を見て下さい。



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早速 この本をアマゾンに頼みました。手に入れたら 又感想などをコメントしたいと思います。いつも色んな本を紹介していただいて嬉しいです。HIKITA
この続きを直ぐに書きますので、ご覧下さい。